大阪を生物多様性保全の先進地域にしようと、研究機関や企業などが連携する「おおさか生物多様性リンク」が始まった。大阪府立環境農林水産総合研究所生物多様性センター(大阪府寝屋川市)が呼びかけ、各機関の得意分野を生かして身近な生き物を守ろうという取り組みだ。

 府内は意外に生物多様性が豊かだ。農業用ため池には、環境省レッドリストで絶滅危惧ⅠA類に指定されているニッポンバラタナゴなどの淡水魚が生息する。また、雑木林では光を反射して青く輝くチョウのヒロオビミドリシジミ(府絶滅危惧Ⅰ類)が舞うなど、生活の近くに豊かな生態系がある。市街地でも特定外来生物のアライグマが出没することもあり、対策が必要だ。

 府内には生物多様性に関わる活…

この記事は有料記事です。残り373文字
ベーシックコース会員は会員記事が月50本まで読めます
続きを読む
現在までの記事閲覧数はお客様サポートで確認できます
この記事は有料記事です。残り373文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料記事です。残り373文字有料会員になると続きをお読みいただけます。