マツダの「思わせぶり」特許、ファン興奮 RE車復活か

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神沢和敬
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 マツダの看板技術、ロータリーエンジン(RE)で走る車が復活するのか。ファンたちが盛り上がっている。来年、100周年を迎えるから、というだけではない。今年1月末に公開された特許が「思わせぶり」だというのだ。

 「ここ2~3年に公表された特許と比べると、排気位置などがらっと変わった。試行錯誤の後に、落ち着いた印象だ。いよいよ新車が出るのかと、期待してしまう」

 RE車を扱うチューニングショップを経営する茨城県下妻市の浜口康志さん(41)は声を弾ませる。

 REは、空気を圧縮するためにピストン運動を行うふつうの自動車エンジン(レシプロエンジン)と異なり、回転運動をするのが特徴だ。このため振動が少なく音が静かだという特徴がある。小型の割に、出力も大きい。運転したときの加速感は独特で、ファンも少なくない。

 一方で、燃費が悪いという欠点もあった。加えて以前のREのターボは、低速域での反応が遅かった。信号が多い街中での運転には向かなかったのだ。

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 REは1957年、西ドイツ

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