トランプ杯、波乱の予感 米関係者はプロレスのノリ危惧

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土佐茂生
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 訪日中のトランプ米大統領が26日、現職の米大統領として初めて大相撲を観戦する。かつては神事として行われ、いまは国技とされる大相撲。米政府関係者からは「何が起こるかわからない」と不安がる声も聞かれる。というのも、トランプ氏の過去の格闘技との関わりを振り返ると、「波乱の予感」がするからだ。

 米国でトランプ氏と格闘技と言えばプロレスだ。トランプ氏は大統領就任後の2017年7月、ツイッターに投稿した映像で「大統領が暴力をあおるのか」と批判された。映像は、トランプ氏がプロレスのリングサイドで、顔の部分を「CNN」のロゴに加工した人物を左腕のラリアットでなぎ倒し、ボコボコに殴る内容だった。

 トランプ氏は自身に批判的な米メディアに「フェイク(うその)ニュース」のレッテルを貼る。大手メディアのCNNはその代表格だ。ホワイトハウス幹部は「メディアにたたかれている大統領には反論する権利がある」と同氏を擁護する。

 トランプ氏とプロレスとのつながりは1988年にさかのぼる。ニュージャージー州アトランティックシティーに所有していたカジノホテル「トランプ・プラザ」で、ハルク・ホーガンやアンドレ・ザ・ジャイアントなど超人気レスラーが参加するプロレス団体WWF(のちにWWEに改名)の興行「レッスルマニアⅣ」を開いたことだった。

 トランプ氏は2007年に「…

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