おいしい水は微小生物から 「浄化法」10カ国以上に

有料記事

菅沼栄一郎
[PR]

おいしい水を作る「生物浄化法」を唱える信州大名誉教授 中本信忠さん(77)

 蛇口から出る水って、どんな風に作られているか、ご存じですか? 薬品消毒に重点をおく急速濾過(きゅうそくろか)という方法が、日本の水道の8割方を占めています。「谷川の水に近いやり方のほうがもっとおいしいのに」と生物浄化法を唱えるのが、信州大学で30年余り、水中の微小生物を研究してきた中本信忠さん。さて、顕微鏡をのぞいてみると。

 長野県上田市にある染屋(そめや)浄水場の濾過(ろか)池で、強くなった日差しのもと、茶色の藻が育っている。

ここから続き

 「藻や砂についている微小生…

この記事は有料記事です。残り502文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら