北海道)「持続可能」に共感 ゴールドウインが直営店

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神村正史
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 世界自然遺産・知床の北側の玄関口となる知床自然センター(北海道斜里町遠音別村)に、大手スポーツアパレルメーカーのゴールドウインが直営店「ザ・ノース・フェイス/ヘリーハンセン知床店」を出した。知床はアイヌ語のシリエトク(大地の突端)に由来する言わば「辺境の地」。店を開くには好立地ではない。しかし、メーカーは、地元の知床への「サステナブル(持続可能)」な考え方に共感、出店を決めた。

 ザ・ノース・フェイスは1966年に米国で創業。トレッキングからキャンプまで様々なアイテムをそろえる。ヘリーハンセンは1877年にノルウェーで創業。海から山までのアクティビティをサポートする製品を提供する。ともに世界に知られたアウトドアブランドで、ゴールドウインは双方の日本での商標権を持ち、それぞれと戦略的パートナーシップを組んでブランドビジネスを展開する。

 いずれも知床のような大自然の中でこそ、その性能を存分に感じられるブランドだが、これまでの同社の道内の直営6店は、札幌市内もしくは一部のスキーリゾート地にあっただけ。道東エリアへは初出店で、世界自然遺産地域内へは同社としては全国初となった。

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 斜里町からセンターの管理を…

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