名古屋・丸栄跡地に商業施設 「食」テーマ、来年末にも

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石塚大樹 千葉卓朗
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 昨年6月に閉店した名古屋・栄地区の老舗百貨店「丸栄」の跡地について、親会社である総合商社の興和の三輪芳弘社長は24日、地上3階建ての商業施設を2020年末にも開業する計画を明らかにした。周辺地域を含む一体的な開発を検討しており、商業施設は「一時的なもの」という。

 名古屋市内で開いた19年3月期決算会見で語った。旧丸栄のビルは現在、解体工事中で、来年3月末には完了し、更地になる予定。三輪社長によると、跡地につくる商業施設は解体工事終了直後に建設をはじめ、早ければ来年末の開業をめざす。「食」がテーマで、複数の飲食店が入るフードコートや食品の販売店といったテナントを誘致する。計画の詳細は今秋にも公表する。建設費用は総額で50億円を見込んでいる。

 旧丸栄の跡地をめぐり、同社は広小路通の向かいの区画に所有する「栄町ビル」「ニューサカエビル」も含めた一体的な再開発を計画。これまでは、一体的開発の完成のメドを「27年」としていたが、三輪社長は24日、この計画が大幅に後ずれして、27年には間に合わない可能性が高いとの見通しを示した。

 土地買収をめぐる交渉が一部…

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