(おあがりやす)しっとり溶けていく食感

有料記事

小山琢
[PR]

豆腐ドーナツ

 京都府宇治市の近鉄京都小倉駅から北西へ徒歩5分ほどの場所に、三忠(さんちゅう)豆腐店がオープンしたのは16年前。1階で豆腐を売り、2階でカフェをしていたが、カフェは3年ほどでやめた。

 「次、何をしようか」。店を切り盛りする峯松大成(だいせい)さん(48)は考えた。妻とふたり、大の甘い物好き。「豆腐だけでドーナツを作ったらいっぱい食べられるし、めちゃめちゃヘルシーやん」。妻のアイデアがきっかけになった。

 パン職人だった峯松さんは難なくドーナツを作ったが、納得いくものはなかなかできなかった。脂っこいイメージのない、あっさりしたドーナツを――。試作を繰り返し、昼ご飯はドーナツという日が続いた。

ここから続き

 1年ほどかけてたどりついた…

この記事は有料記事です。残り352文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら