タリバーンに傾倒した元受刑者 刑期短縮、米で議論呼ぶ

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ニューヨーク=藤原学思
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 2001年11月にアフガニスタンの反政府勢力タリバーンの兵士として同国で捕まった米国人が、服役していた米国の刑務所から予定より早く出所したため、その是非が米国で議論になっている。過激思想を捨てきっていないとの指摘があるためだ。

 出所したのは、ジョン・ウォーカー・リンド元受刑者(38)。タリバーンを支援し爆発物などを携行した罪で、02年に禁錮20年の刑を言い渡され、米インディアナ州の刑務所で服役していた。逮捕時は米同時多発テロの直後。「敵側」に自国民がいたことが米社会に衝撃を与えた。

 連邦刑務局によると、刑務所での素行が良好だったため、刑期が3年短縮された。今後は3年間の保護観察処分がつく。インターネットへの接続や過激な内容を含む書物の保有や閲覧が制限される。

 リンド氏の早期出所について…

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