愛知)希少植物スナビキソウ、常滑の海岸で復活の兆し

有料記事

嶋田圭一郎
[PR]

 中部空港を望む愛知県常滑市小林町の蒲池(かばいけ)海岸で今年、絶滅の恐れがある在来の希少な植物スナビキソウの生息地が拡大の兆しを見せている。県内唯一の自生地とされるが、外来植物の侵入で生息地が狭められ、喪失の恐れもあった。県と常滑市が地道に続けてきた外来植物の駆除作業が成果を見せ始めた。

 「たくさんある!」。今月21日、海岸で外来植物のアツバキミガヨランとウチワサボテンの駆除に汗を流した市生活環境課の田辺悟主事は達成感に包まれた。

 県のレッドリストで絶滅危惧種とされたスナビキソウが数十株も生えていたからだ。外来植物に生息地を奪われ、昨秋は1株しか見当たらなかったという。「このまま絶滅するのか」と危機感を覚えていた。

ここから続き

 県から声をかけられ、外来植…

この記事は有料記事です。残り667文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら