明治維新 軍議の屋敷(旅ぶら)

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佐々木康之
【動画】旅ぶら 広島・呉市の旧金子家住宅=佐々木康之撮影
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旧金子家住宅(広島県呉市

 北前船の中継港として知られる広島県呉市・大崎下島の御手洗(みたらい)でこの春、築190年を超す建築物が公開された。江戸末期に維新の志士が集い、倒幕の策を立てた「旧金子家住宅」。なぜここが歴史の重要な役割を担うことになったのか。由縁を追った。

 瀬戸内海を背に路地へ入り、国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に指定された町並みを歩くと、土壁の屋敷が現れる。江戸後期の文政年間、当地の豪商だった金子家が建てたのが、この旧金子家住宅だ。呉市が2011年に重要文化財に指定。14年から保存修理を進め、4月に一般公開が始まった。

 事業に伴う調査で建築史家が…

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