京都)住民手作り「じんやカフェ」 多様な世代、集う場
大久保直樹
「久しぶりやねえ」「大きくなったね」。綾部市北部の梅迫(うめざこ)町陣屋奥にある梅迫公民館に姿を見せた親子連れに、長机でコーヒーを飲んでいたお年寄りたちが声をかけた。
毎月1回、公民館でオープンする「じんやカフェ」。世代を問わず気軽に集まれる場所を作ろうと、2016年4月に地元有志9人が始めた。メンバーが出資金を出し合って運営する手作りのカフェだ。
一帯はかつて東八田地区の中心だった。本通りは「銀座通り」と呼ばれ、げたやしょうゆ、傘、湯葉など多彩な商品を扱う店が軒を連ねてにぎわった。だが人口流出が続き、約30年前に約3150人だった地区人口は、今年3月時点で約1760人まで減った。
グループ代表の四方貞枝さん…
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