パーキンソン病「独りじゃない」 患者同士、本音で支え

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大久保直樹
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 「どっこい、どっこいせーっ」。5月13日、京都府綾部市志賀郷町の志賀郷公民館で、勇壮な太鼓の音と元気なかけ声が響いた。演奏が終わると、集まった地域住民ら約30人から拍手がわき起こった。

 太鼓を披露したのは、市内のパーキンソン病患者とその家族でつくるグループ「アヤベたんぽぽの会」。約3年前に入会した石井明夫代表(77)は「同じ病気を抱え、お互いの意見を言い合える。会は気が休まる場だ」と話す。

 会は2002年秋、市内の女性患者3人が結成した。当初から参加する事務局長の木下広子さん(62)は「パーキンソン病がどういう病気かあまり知られておらず、みんなに知ってほしかった」と思い起こす。

 木下さんは21歳で長女を出…

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