飛ぶ恐竜、中国で新種化石 コウモリのような飛膜を確認

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米山正寛
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 およそ1億6300万年前(ジュラ紀後期)の中国遼寧省の地層から、飛ぶために皮膚が変化したコウモリのような飛膜と、鳥のような羽毛を持つ新種の小型恐竜の化石が見つかったと、中国の研究チームが発表した。飛膜がある恐竜は、同じ時代の中国の地層で見つかったイー・チーに次いで2例目。恐竜が飛行能力を獲得する過程の一端が明らかになった。

 見つかった恐竜は全長32センチ、体重は推定306グラム。前脚から長く伸びた指の間などに飛膜が残っていた。モモンガやムササビのように滑空飛行していた可能性が高い。体は羽毛に覆われ、長い尾羽もあったとみられる。イー・チーと同じく獣脚類のスカンソリオプテリクス類で、飛膜と羽毛があって前脚が長いという意味のアンボプテリクス・ロンギブラキウムと名付けられた。

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 現代の鳥は獣脚類の恐竜から…

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