今度は1人最大100万円 村上氏が投資教育で新プラン

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福山亜希
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 「村上ファンド」代表だった投資家の村上世彰(よしあき)氏。「物言う株主」として企業の経営に注文をつけるだけでなく、最近は子どもの投資教育にも力を入れている。すでに1人10万円の投資資金を中高生に与えるプランを表明しており、今度は「1人最大100万円」を高校生に与えると明らかにした。

 村上氏が22日、出版大手カドカワ傘下の通信制高校のN高校と提携すると発表した。同校は会社経営を体験する「起業部」などユニークな課外活動で知られる。今回、新たに「投資部」をつくり村上氏が特別顧問に就く。「日本では投資よりためた方が良いという感覚が根強く、教える側に知識もない」(夏野剛・N高理事)ため、村上氏に指南役を要請したという。

 N高の全生徒約1万人から希望者を募り、投資の動機などを書いたリポートから50人を選ぶ。村上氏の財団からこの50人に投資資金としてそれぞれ20万円を渡し、生徒は村上氏のアドバイスを受けながら運用益を競う。投資先の株主総会や社長の訪問もする。

 さらに、統計の試験を通過したり、村上氏が目をかけたりした生徒には、最大100万円まで投資資金を増額するという。運用益は生徒の取り分になり、損失は村上氏が引き受ける。

 今後は母校の灘高校(神戸市

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