カフェイン控えめ飲料拡大 不眠やトイレの不安なし

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西尾邦明
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 デカフェ、カフェインレス、カフェインゼロ――。コーヒーや緑茶などに含まれるカフェインの量を減らしてゼロに近づけたこと、あるいは麦茶などで元々入っていないことを強調する言葉だ。こうした商品の市場規模が最近、急拡大しているという。どういう人々が買っているのか。

 カフェインには中枢神経を興奮させる覚醒作用があり、眠気覚ましになる。夜、起きていたい受験生や長距離ドライバーなどの心強い味方だ。ただ、習慣作用があり、1日に何回も飲む人も多い。過剰な摂取は心拍数の増加や不眠などにつながるとされ、これがカフェインを人工的に抑えた飲料の登場につながった。

 ただ、厳密な定義はなく、コーヒーの業界団体が「カフェインレス=カフェインを90%以上取り除いたもの」と定めているぐらいで、ほかはメーカー側の裁量でつけられている。

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 調査会社の富士経済(東京都

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