現役医学生のピアニスト 二足のわらじだからうまくいく

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文・佐藤剛志 写真・吉本美奈子
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現役医学生のプロピアニスト 沢田蒼梧さん(20)

 プロのピアニストとして活動する沢田蒼梧さん(20)にはもう一つの顔がある。大学の医学部3年生だ。小学生から本格的にピアノを始め、進学校に通っていたころも鍵盤から離れることはなかった。二足のわらじをはき続けるのには、自分なりの理由がある。

 2月の成人記念リサイタルには700人以上が集まった。大胆さと繊細さを兼ね備えた演奏に加え、曲が生まれた時代背景などを踏まえたトークでも楽しませる。

 昨年は、名音楽家が輩出したジュネーブ国際音楽コンクールのピアノ部門に出場を果たした。世界から選ばれた若手演奏家のなかで、2次予選の16人に残った。

 そんなピアニストのもう一つの顔は、名古屋大医学部3年生だ。

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 愛知県半田市生まれ。小学1…

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