熊本)医薬品開発など産学連携の拠点施設 熊大に完成
矢鳴秀樹
最先端の医薬品やサプリメントなど産学協同で研究開発を進める拠点施設「産業イノベーションラボラトリー」が、熊本大学薬学部(熊本市中央区)に完成し、本格稼働を始めた。製薬会社の研究員も常駐する施設で、エイズやがんなど新たな治療薬開発に期待がかかる。
学内の薬草園の一角に建設した。鉄筋5階建て、延べ床面積2050平方メートル。共同研究を続ける再春館製薬所、大正製薬に加え、熊本大発ベンチャー企業2社などが研究室を置く。事業費約9億円は国が負担した。
建物は3月に引き渡しがあり、引っ越しを行うなどしていた。5月21日にあった開所式で原田信志学長は「世界を視野に新産業や新事業を創出したい」と力を込めた。
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熊本大は世界各地の有用植物…
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