ウルトラマンなぜ小さく? 等身大で世界へ「抑止力に」

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太田啓之
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 動画配信サービスの「ネットフリックス」が4月から、ウルトラマンシリーズの最新作「ULTRAMAN」を世界配信中だ。特撮ではなくCGアニメで、10代の若者が等身大の強化スーツを着用し「ウルトラマン」として活躍する異色作だが人気は高く、12日には第2シーズンの製作が発表された。ウルトラマンはなぜ、小さくなったのか。

 「ULTRAMAN」の舞台は、初代ウルトラマンが地球を去ってから数十年後。ウルトラマンだった男・早田(ハヤタ)の息子、進次郎は一見平凡な高校生だが、父親から「ウルトラマンの資質」を引き継ぎ、超人的な身体能力を秘めている。

 進次郎は突然、謎の異星人に襲われる。実は、ウルトラマンが去った後に地球の平和が続いたのは、異星人国家間の平和協定が守られてきたからだった。しかし、そのパワーバランスが崩れ、再び地球は侵略の脅威にさらされている。元科学特捜隊(科特隊)の井手(イデ)と異星人エドは、進次郎に要請する。「侵略に対する抑止力として、ウルトラマンになってほしい」と。

 原作は2011年から「月刊ヒーローズ」に連載されている清水栄一さん、下口智裕さんによる漫画作品。冒頭では旧科特隊の本部が博物館となり、ウルトラマンの巨大な像が展示されている様子が描かれる。

 評論家の宇野常寛さん(40…

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