反骨心の塊だった「ウエ」へ 親交あった記者より

有料記事

福角元伸
[PR]

 上原浩治投手。いや、敬愛を込めて、いつも通り、「ウエ」と言わせて。本当にお疲れさまでした! 日米通算21年間も現役選手だったのは、すごい。球界に名も残ったね。

 何かと縁のある投手だった。私が大阪産業大の野球部だった時、大阪体育大のエースだったウエと何度か対戦した。もちろん、全く打てなかった。抜群の制球とスライダーがキレまくっていた。伝家の宝刀のフォークは、まだ、誕生する前だった。

 巨人入団後に名刺を渡した時、「大学で対戦したことがあるんです。覚えている?」と聞くと、不信感いっぱいの顔で「いや、誰です? 全然覚えてません」と、突き放された。はっきりモノを言うし、表情に気持ちが出る。表裏がない。何より「反骨心」の塊だった。

 「絶対に負けん」という精神…

この記事は有料記事です。残り1120文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら