芸妓さんは元自衛官 迷彩服から着物に着替えて奮闘中

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吉川真布
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 芸妓(げいこ)さんは元自衛官――。航空自衛隊に勤めていた女性が昨年末、岐阜市で芸妓としてデビューした。身にまとう服装は迷彩服から着物へと変わり、きびきびとした動きから、しっとりとした所作へ。変化にとまどいながらも、芸妓としての日々が「毎日楽しい」と笑う。

 岐阜市の芸舞妓団体「鳳川伎連(ほうせんぎれん)」からデビューしたのは、岐阜県美濃市出身のきく松さん(32)。大学時代、就職活動中のある朝、突然「自衛官になろう」と思い立ち、航空自衛隊に入隊した。理由は、自分でもいまだによくわからない。ただ、自衛官だった父の影響もあり、幼いころから、毎年、航空自衛隊岐阜基地(同県各務原市)の航空祭を訪れるのは楽しみだった。

 自衛隊では、航空機の飛行時間の管理や整備などに携わった。幼い頃、自らも楽しみだった航空祭で、訪れた子どもたちに「どうしたらお姉さんみたいな自衛官になれますか」と聞かれたり、同僚に「いつもありがとう」と感謝されたりすると、やはりうれしく、やりがいを感じた。

 充実した毎日の中で、地元を…

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