差別発言で物議、豪議員落選確実 結成の極右政党も停滞

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シドニー=小暮哲夫
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 オーストラリアで18日にあった上院選挙で、ニュージーランド(NZ)の銃乱射事件を巡るイスラム教徒への差別的な発言で物議を醸したフレーザー・アニング議員(69)の落選が確実になった。事件後に極右政党を結成し、イスラム教徒の移民受け入れ禁止を訴えていたが、得票が伸び悩んだ。豪メディアが伝えた。

 アニング氏はNZのイスラム教礼拝所を襲った3月の銃乱射事件の直後に、「世界中ではイスラム教徒が人々を殺している」と事件を正当化するような声明を発表。抗議した17歳の少年に生卵をぶつけられて、少年を殴り返す様子が世界中で伝えられていた。

 その後、4月2日に「フレー…

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