五輪で金狙う米の若きスター 母は日本の元スプリンター

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小田邦彦
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 19日に大阪・ヤンマースタジアム長居で開催される「セイコーゴールデングランプリ陸上2019大阪」に、次世代のスーパースター候補が出場する。南カリフォルニア大に通う21歳のマイケル・ノーマン(米)だ。昨年は男子400メートルの世界ランキング1位(43秒61)で、44秒52の室内世界記録も打ち立てた。ゴールデングランプリでは19秒84の自己記録を持つ200メートルに出場。「今季世界最高(19秒76)を上回りたい」と意気込む。

 ノーマンのルーツは日本にある。母の伸江さんは、静岡県浜松市出身の陸上選手。日本の中学女子で初めて100メートルで11秒台(11秒96)を記録したスプリンターだった。今回、ゴールデングランプリへの出場を決めたのは「今まで日本に来たことがなかった。母の国の文化を知るというのも理由」。大会に合わせて、母親も来日する予定で「(一緒に)焼きたてのたこ焼きが食べたい」と笑う。

 陸上を始めたのは小学5年生。野球、バスケットボール、サッカーもやったが、「自分がどれだけ速くなったのか、数字で見ることができる。やりがいがある」と陸上を続けてきた。現在はナイキとスポンサー契約。バルセロナ五輪男子400メートル金メダリストのクインシー・ワッツ氏(米)の指導を受ける。

 ここ数年、400メートルの…

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