秋田)湯沢市の山葵沢地熱発電所、今月下旬運転開始へ

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山谷勉
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 湯沢市の湯沢地熱が進める山葵沢(わさびざわ)地熱発電所(同市高松、秋ノ宮)の運転開始を前に17日、報道関係者向けの施設見学会があった。出力は4万6199kWで、発電量は約9万世帯分の消費量に相当。全て東北電力に売電し、年約70億円の売り上げを見込む。早ければ20日にも運転を開始する。

 国内で出力1万kWを超える地熱発電所の運転開始は1996年の大分県の滝上地熱発電所以来で、出力規模は全国で4番目という。

 同社によると、発電所や生産、還元の各基地、熱水輸送管を含む敷地は15万7千平方メートル。地中から発電に使う蒸気を取り出す生産井は標高865メートル~930メートルにある3基地の計9本で、井戸の長さは1500メートル~2千メートル。

 地中からの蒸気のほかに分離…

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