スパイ容疑で中国が拘束、邦人男性に懲役5年6カ月判決

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煙台=平井良和
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 中国で2015年以降にスパイ行為を疑われた日本人が相次いで拘束された事件で、中国山東省煙台市の中級人民法院(地裁に相当)は17日、温泉開発の調査をしていた日本人男性(73)に対して国家機密を盗み、違法に国外に提供した罪を適用し、懲役5年6カ月と財産3万元(約48万円)を没収する判決を言い渡した。

 日中関係筋が明らかにした。男性は千葉県船橋市地質調査会社「日本地下探査」の従業員で、17年3月に中国遼寧省大連市の温泉開発会社との共同調査で煙台市を訪れた際に拘束された。両社の調査をめぐっては、この男性に同行していた別の2人と、同時期に海南島にいた3人を含む計6人の日本人が拘束された。そのうち4人は同年7月に解放されたが、男性と海南島の1人が起訴された。

 中国共産党機関紙・人民日報

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