新潟)あえて赤身にこだわる 「逆張り」あがの姫牛

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高木真也
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 ブランド牛肉といえば、サシ(脂身)がたっぷり入った和牛が主流だ。ところが、阿賀野市にはあえて赤身にこだわる「逆張り」戦略の牛肉がある。地ビール「スワンレイクビール」をつくる天朝閣グループなど地元4社の若手経営者らが組んでブランド化を目指す「あがの姫牛」だ。

 天朝閣グループの直営レストラン(同市金屋)で、あがの姫牛のハンバーグを食べた。切り口はミートローフのように肉がぎっしり。かみしめると軟らかく、肉のうまみがじゅわじゅわと口の中に広がるが、脂っぽさはほとんど感じない。肉は好きだけど、脂っこいのはちょっと、という人にはぴったりだ。

 「和牛では味わえない、赤身肉そのもののうまみと食感にこだわった」。レストランから5キロほど離れた畜舎であがの姫牛を育てる臼井農畜産(同市水原)の臼井直哉専務(41)は話す。黒毛和種とホルスタインの交雑種のうち、肉質が軟らかい雌牛だけを肥育し、生後20~22カ月で出荷している。

 交雑種は肥育時に脂がのりに…

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