「令和フィーバー」何だった? 日常に戻った今思うのは

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桜井泉 中島鉄郎 藤田さつき
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 首相自ら誇らしげに新元号を語り、メディアもこの話題で持ちきり。街もお祝いムードに包まれた改元の日本。あの「フィーバー」は落ち着き、変わらぬ日常が過ぎていきます。

政治利用ほぼ成功 辻田真佐憲さん(近現代史研究家)

 安倍晋三首相が改元の主役のようにふるまい、ためらいなく政治利用した、という印象です。内閣支持率も上がりました。次は、来日するトランプ米大統領と相撲やゴルフを楽しむ姿をアピールし、「衆参ダブル」もささやかれる夏の国政選挙で勝利につなげたいのでしょう。

 安倍政権は2013年に当時の天皇・皇后ご夫妻を招き、サンフランシスコ講和条約の発効にちなんだ「主権回復の日」の式典を開き、沖縄の反発を招きました。昨年は明治維新150年の記念式典も開きましたが、盛り上がりに欠けました。これらに比べ、改元イベントは完璧と言えるほど成功しました。

 「令和」という元号は、首相…

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