新人女性警察官の思い触れたい 新人女性記者、訓練体験

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太田原奈都乃
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 岩手県警に今年4月採用された新人警察官が、県警察学校盛岡市青山)で訓練を受けている。初任科生78人のうち、女性は13人。警察組織は男性が圧倒的に多いなか、どんな思いでこの道を志し、訓練と向き合っているのか――。この春、朝日新聞に入社し盛岡総局に赴任した女性記者(23)が、報道機関向けの「警察学校1日体験入学」を通して、同世代の女性警察官の思いに触れた。

「下向くな」教官のげき お昼は10分で完食

 16日に報道陣に公開された県警察学校での訓練。この日参加した警察官36人中、7人が女性だった。

 グラウンドで防御盾を使った警備訓練が始まった。アルミ製の盾は重さ約6キロで、身長158センチの記者の胸に届くほどの大きさ。女性警察官も男性と同じ訓練内容をこなす。

 「下を向くな」「列をそろえろ」。盾を脇に抱えて走る記者に、教官のげきが飛ぶ。腕が疲れ息苦しくなってきたが、女性警察官たちの足取りは軽い。「最初は自分もついていけなかったから」。走り終えた記者に駆け寄りいたわってくれた。この日は15分ほどだったが、普段はさらに長い時間走ることもあるという。

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 午前中の訓練が終わり、昼食…

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