注文品は「川」に乗って 「SNS映え」で客足取り戻す

有料記事

堀之内健史
[PR]

 川の流れに乗って注文したデザートや軽食が届く。そんな喫茶店が静岡県沼津市大手町5丁目の沼津仲見世商店街にある。約40年続く店が最近、「インスタ映えする」と注目を集めている。

 喫茶店の名前は「どんぐり」。扉を開けると、「川」がある。細長い店内を貫くように幅50センチほどの川が流れる。周りを回転すしのようにカウンター席が囲む。「リバーカウンター」というそうだ。

 券売機で買ったフルーツみつ豆(500円)の食券を持って席につく。目の前に書かれている説明に沿って注文。川に浮かんで流れてくるようだ。

 各席には「札」が置かれ、東海道五十三次の宿場町の名前が付いている。この席は「蒲原」。札に食券を挟み、川に浮かぶおけに入れると注文完了。おけは厨房(ちゅうぼう)まで流れていった。

 しばらくすると、目の前のラ…

この記事は有料記事です。残り680文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら