7千店がわざわざお願いする覆面調査 飲食店を救うのか

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編集委員・中島隆
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経世彩民 中島隆の目

 大阪市に住む家庭教師、浦川隆子さんは、友人たちと飲食店に行きます。ネットで店を探す検索サイトを参考にして店を選ぶのですが、行ってみると……。

 〈ネットに出ていた写真と違うたし、めっちゃ高かった〉

 〈店員さんの態度、あれもアカン〉

 〈二度と行かんわ、残念〉

 そんな経験を、浦川さんはしてきました。1年ほど前、解決のきっかけが訪れました。ネットで、たまたま、「ファンくる」というサービスの会員募集を見たのです。

経済という言葉の語源「経世済民」には「世をおさめ、民をすくう」という意味があります。新コラム「経世彩民」では、記者が日々の取材を経て思うこと、伝えたいことを色とりどりの視点でつづっていきます。原則、毎週火曜朝に配信します。

 無料の会員登録をして、ファンくるに掲載されている店に行くと、お代が最大で全額、多くの場合、半分も戻ってくるのです。

 ただし、ファンくるからの指令あり。

 覆面調査員をすべし!

覆面調査で店を応援??

 飲食を終えて原則3日以内に、50~60の質問に答えます。おすすめ料理を説明されましたか? 「はい」「いいえ」などなど。そして、リポートも書きます。

 始めてみました、浦川さん…

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