千葉)母子の自立支援50年 瑞宝双光章の友田直人さん

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上田雅文
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瑞宝双光章 友田直人さん(70)

 母子生活支援施設「旭ケ丘母子ホーム」(千葉市若葉区都賀1丁目)で50年近く、自立をめざす母子を見守り続けてきた。施設長の友田直人さん(70)は「職員やボランティアの努力あっての受章。この機会に母子施設の役割を多くの人に知ってほしい」と話す。

 幼少時は両親が働く児童養護施設のそばで暮らし、入所している子どもたちと遊んだ。そんな環境からキリスト教系の社会福祉法人に就職し、母子約600組を支援してきた。仕事を始めた昭和40年代は貧困や夫との死別が原因で入所する母子が多かったが、平成になる頃からは、多くが配偶者からの家庭内暴力(DV)を逃れたケースに。DV防止法が施行される2001年までは、包丁を手に母子を連れ戻しに来る男たちと対峙(たいじ)することもあった。

 子どもが18歳になるなどし…

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