北海道)「大切な人思って」交通事故遺族が高校生に語る

有料記事

前田健汰
[PR]

 23歳の息子を交通事故で亡くした男性が、高校生900人を前に自らの経験を語った。北海道石狩市の石狩翔陽高校で開かれた「命の大切さを学ぶ教室」。生徒は、大切な人を失った遺族の言葉に触れ、交通安全への思いを新たにした。

 「みなさん、それぞれ大切な人を思い出してください。命にまつわる決断をするときは、その大切な人を忘れないで」。14日の講演の冒頭、真島勝彦さん(62)が全校生徒に語りかけた。

 2010年7月、長男の以明(いざや)さんが自転車で札幌市内の交差点を横断中、赤信号を無視した大型トラックにはねられ、亡くなった。運転手は危険運転致死罪に問われ、裁判員裁判で懲役5年の有罪判決を受けた。

 事故からまもなく9年。真島…

この記事は有料記事です。残り583文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら