岡田将生主演「ハムレット」の演出家が語る作品の魅力

有料記事

増田愛子
[PR]

 岡田将生を主役に迎え、黒木華(はる)らが出演する「ハムレット」が東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンで上演中だ。演出を手がけたのは、ロンドンを拠点に活躍する気鋭、サイモン・ゴドウィン。日本でも、舞台映像が映画館で公開された、レイフ・ファインズ主演「人と超人」の演出などでも知られる。シェークスピアの魅力や、自身の演出手法について聞いた。

 「ハムレットが感じる喪失感や憂鬱(ゆううつ)、孤独は、私たちみんなが感じるもの。この作品は、関わる人たちが、どのような人間であるかを映し出す、鏡のような存在でもあると思います」

 デンマーク王子であるハムレット(岡田)は、父王の急死後間もなく、叔父(福井貴一)が新国王として即位し、母(松雪泰子)と再婚したことに悩んでいる。ある晩、現れた父親そっくりの亡霊の言葉が、彼を復讐(ふくしゅう)へと駆り立てる。

 「彼は『たがが外れてしまっ…

この記事は有料記事です。残り960文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら