丸山議員、無施錠の部屋入り議論吹っかけた 参加者証言

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大野正美
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 北方四島ビザなし交流に参加した丸山穂高衆院議員(大阪19区)が国後島訪問中に「戦争で北方四島を取り戻すのに賛成か」と発言した問題は、所属する日本維新の会が14日、議員を除名処分とする事態に発展した。その余波は北海道のみならず、国内外に及んだ。

 日本に支局を置くロシアのタス通信とノーボスチ通信は発言の発覚後、日ロ平和条約交渉への影響を否定する菅義偉官房長官の談話や日本維新の会の除名処分など、経過を逐一速報、高い関心を示した。代表的な大衆紙コムソモリスカヤ・プラウダなども、通信社電をもとに次々に伝えた。

 また北方四島を行政区域とするサハリン州のインターネット・メディア「SKR・SU」は、日本のメディアの報道などをもとに、訪問団員から発言に対し、「日ロの友好の場にふさわしくない」として抗議が示されたことも報じた。さらに「私は菅官房長官と同じ考え」とする平野隆一在ユジノサハリンスク総領事の言葉も伝えるなど、冷静な対応を示している。

 一方、訪問団有志を代表する形で12日に丸山議員に対して抗議した元島民2世(志発島)の北村浩一さん(59)=北見市=は14日、状況を詳しく語った。

 それによると、ロシア人島民…

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