皇室行事の秘儀、亀の甲羅焼く占い 知られざる苦労も

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長谷文 中田絢子

 天皇の代替わりに伴う11月の皇室行事「大嘗祭(だいじょうさい)」で神々に供える米を作る「斎田(さいでん)」が13日、栃木県京都府に設けられることが決まった。その方法は、亀の甲羅を焼く「亀卜(きぼく)」という占い。だが、宮内庁は詳細を明かさず、実態はベールに包まれたままだ。

 13日午前、皇居・宮中三殿の神殿前庭に設けられた「斎舎(さいしゃ)」に、古式装束に身を包んだ一団が入っていった。宮中祭祀(さいし)を担う掌典職(しょうてんしょく)だ。すぐに幕が下ろされ、宮内庁幹部らも外で待った。和琴(わごん)の音色と神楽歌を歌う声が聞こえ、40分ほどで終了したという。

 斎舎の中で行われたのが「斎…

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