大津事故、グーグル上の画像は園児 普段から安全に配慮
大津市の県道交差点で車2台が衝突し、散歩中だった近くのレイモンド淡海(おうみ)保育園児ら16人が死傷した事故で、1年2カ月前に現場付近で、同園の保育士が園児らを車道から離れた歩道に集めて散歩する姿を映した画像がネット上に公開されている。園側によると、同園の園児らで、普段から安全に配慮していたことがうかがえる。
画像は、米グーグル社が提供する「グーグルマップ」のストリートビュー。2018年3月に撮影された。10日午前の時点では事故現場付近の歩道を園児たちの手をつないで歩く保育士たちや、事故があった交差点の歩道で、車道から離れた位置に園児たちが固まり、信号待ちをしているとみられる様子が映っている。
レイモンド淡海保育園を運営する社会福祉法人の「檸檬(れもん)会」(和歌山県紀の川市)は10日、ホームページに「ストリートビューの画像は、レイモンド淡海保育園の園児と職員であることが確認できました」と掲載した。
同園には園庭はなく、ほぼ毎日園児らを引率して園外を散歩していた。事故当日の記者会見で、安全対策について尋ねられた同法人の青木一永副理事長は「(列の)先頭、真ん中、最後に保育士が見守れる位置を確保していた。日頃もそう」と説明。「点字ブロックよりも内側、車道ではない方を歩くように徹底していた」などと語っていた。
ストリートビューの画像への…
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