結愛ちゃん虐待、主治医の悔しさ 届かなかった危機感

有料記事

聞き手・山田佳奈 山本奈朱香
[PR]

 昨年3月、東京都目黒区で虐待を受けた船戸結愛(ゆあ)ちゃん(当時5)が亡くなった。児童相談所や関係機関の連携不足により、虐待で亡くなる子どもは後を絶たない。親や子への支援を途切れさせないためには何が必要なのか。結愛ちゃんが香川県善通寺市に住んでいた当時の主治医、小児科医の木下あゆみさん(45)に聞いた。

1974年生まれ。四国こどもとおとなの医療センター育児支援対策室長。小児科医として約20年間、育児支援や虐待防止に取り組む。「結愛ちゃんが亡くなったことから何かを学び、次につなげたいと、取材を受けました」

 ――約4カ月間、結愛ちゃんを診ていたそうですね。

 「週に1~2回、来院してい…

この記事は有料記事です。残り4400文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら