トヨタ・パナ、共有した危機感 激変期の生き残り策

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細見るい 中島嘉克
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 トヨタ自動車パナソニックが、住宅事業を統合することになった。自動車業界の激変期にあって異業種との「仲間づくり」をめざすトヨタと、「脱家電路線」を進めるパナソニックの思惑が一致した。

 「人々の暮らしを支えるすべてのモノ、サービスが情報でつながる。クルマを含めた町全体、社会全体という『コネクティッド・シティ』という発想が必要になる」。トヨタの豊田章男社長は9日、コメントを発表した。

 2019年3月期に国内企業として初めて売上高30兆円を突破したトヨタだが、業界を取り巻く環境変化に危機感を募らせている。自動運転や電気自動車(EV)の技術開発が進み、インターネットとつながるコネクテッドカーも急速に普及。「100年に1度の変革期」といわれる時代を乗り切るために、研究開発に毎年1兆円規模のお金をつぎ込むほどだ。

 20年代半ばには無人宅配や…

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