震災後の屋内練習も糧に 福島出身の18歳なでしこ入り

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堤之剛
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 被災地で黙々と技を磨き、世界にたどり着いた。6月に開幕するサッカーの女子ワールドカップ(W杯)フランス大会に臨む日本代表23選手が10日に発表され、福島県出身のFW遠藤純選手(日テレ・ベレーザ)が選出された。メンバー最年少の18歳は、2011年3月の東日本大震災による原発事故の影響で、震災から約1年間、屋内での練習を強いられた。その経験を糧にして、初の夢舞台への切符をつかんだ。

夏は扇風機回しながら練習

 「ワールドカップという大きな舞台で、結果を残せるように頑張りたい」。初のW杯への出場が決まり、遠藤選手は目標を語った。今回最年少で遠藤選手を選出した日本女子代表の高倉麻子監督(51)は「年齢でどうしても話題になるかもしれないが、十分やれると思って招集した。突破からシュートに向かうかたちは素晴らしいものを持っている」と期待をかけた。

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 父の淳さん(54)は福島県…

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