秋田)「原爆文学」原民喜の映画 19日に羽後町で上映
山谷勉
原爆文学の名作「夏の花」で知られる詩人・小説家原民喜(はらたみき、1905―51)を描いたドキュメンタリー映画「微塵光(みじんこう)―原民喜」の上映会が19日午後1時半から羽後町の西馬音内盆踊り会館で開催される。県内初上映となる。
広島市生まれの原は爆心地から1・2キロの生家で被爆した。体験に基づいた小説「夏の花」は、被爆者しか知らない惨状を詩人が描写した作品として評価が高く、海外でも出版されている。原爆での嘆きを記したものの、1951年に鉄道自殺した。
映画は広島市生まれの映像作家宮岡秀行さんが監督・撮影した2017年の作品。原を支えた妻や遠藤周作など、ゆかりの場所や人々、舞台公演を通して、詩的世界の広がりに迫る。
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