脳出血で障害が残った夫、好物のアイスが回復の力に

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患者を生きる・食べる「読者編」(9)

 「意識障害」「再びおはぎを」に届いた投稿を紹介します。

 ●アイスクリームを完食

 高校教諭だった夫(59)は3年前の4月、職場で脳出血になりました。5月に意識が回復しましたが発語がなく、経管栄養も吐いてしまい、体重は20キロ減。重い高次脳機能障害で現状認識もできず、不安が募るばかりでした。

 嚥下(えんげ)機能もリハビリを繰り返しましたが、「まだまだ」と言われる状態でした。そんな中、担当の看護師さんたちが「ご主人の大好きなものを食べることを試しましょう。大丈夫だったら私たちが口から食べることを先生に直談判します」と提案してくれました。

 私はアイスクリームを買いに走り、夫はそれを完食できました。その夜から流動食が始まり、刻み食になるころには発語もでき、9月に退院することができました。

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 夫は復職はかなわず、要介護

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