叱っても届かない 部下と心を通わせる「浮輪言葉」の力

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古屋聡一
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ほめるをつくる

 東京都台東区のビルの1階。「ほめるをつくる」と大きく書かれたのれんが目を引く。中では子どもたちが「勉強をがんばった」など、自分自身をほめるメッセージを書いたバッジをつくっていた。トロフィーや社章などを扱う創業82年の老舗、松下徽章(きしょう)が開くワークショップの一コマだ。

 「ほめる文化」を広げたいという思いをこめた製品も開発している。たとえば「ほめ缶」。職場で、ほめたい人とその理由をメダルに書いて投じる。のちに缶を開けて発表する。「若い世代が働きやすい職場づくりに役立てようと購入する顧客が目立ちます」と、同社企画室イノベーションチーム主任の佐々木孝さん(46)は話す。

みんながいきいきと働ける職場をどうつくっていくか、多くの会社が試行錯誤しています。とりわけ、管理職と若手社員のコミュニケーション不足に悩む会社は少なくありません。「ほめる」という言葉をヒントに、解決のヒントを探ります。

 日本ほめる達人協会理事長の…

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