破棄された骨のX線写真でロック 旧ソ連で愛された円盤

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文・坂本真子 写真・諫山卓弥
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「ボーン・レコード」を収集する音楽家 スティーブン・コーツさん

 X線写真の両手の骨が白く浮かぶ。人間の皮膚のように薄く、黒っぽい円盤には、米国のヒット曲「ロック・アラウンド・ザ・クロック」が録音されていた。冷戦時代のソ連で、禁じられた音楽を聴くためにひそかに作られた「ボーン・レコード」。英国のミュージシャン、スティーブン・コーツさん(54)が収集、研究してきた。

 「ボーン・レコード」

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 そう呼ばれる、一見異様なレ…

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