「時給12ドルで生活できない」メーデー発祥の地で訴え

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シカゴ=江渕崇
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 米シカゴでメーデーの1日、労働者が待遇向上や少数派への差別反対を訴え、国境を超えた団結を誓った。シカゴは130年余り前、メーデーの起源となる労働紛争があった地。事件の記念碑が立つ現場周辺に労組関係者ら数百人が集まり、ホテル従業員や公務員、通信会社員、音楽家らが次々にマイクを握った。

 米航空業界の従業員は「時給12ドルでは生活できず、多くの仲間が公的補助に頼っている。巨利をむさぼる大企業への、不当な補助金だ」などと大幅な賃上げを要求。米国で生まれた労働歌「連帯よ永遠に」を合唱して締めた。

 米連邦職員が所属する労組で…

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