球場でプール、婚活、ラジオ体操…攻める日ハム2軍本拠

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今泉奏
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 北海道日本ハムファイターズの2軍本拠地「鎌ケ谷スタジアム(鎌スタ)」(千葉県鎌ケ谷市)の人気が急上昇している。「手作りの地域密着型ボールパーク(BP)」を目指して、婚活イベントを開いたり、観客席にプールを作ったり、多彩な「仕掛け」がファンを魅了している。

 「あの選手、私も好きなんです!」――1日、試合開始前の鎌スタのテラス席に20~40代の男女約60人が集まり、恒例の婚活イベント「スタ婚」が始まった。試合前のグラウンドを男性陣が駆け抜けるベースランニングや、試合終盤に催される気になる相手との「球場1周お散歩」など、球場ならではのアトラクションで仲を深めた。

 「スタ婚」は球団と地元の結婚相談所が企画し、鎌ケ谷市も協力する。他にも、試合後のグラウンドでのプロレス興業や、スタンドにジンギスカンができる席を設けるなど、球団は仕掛け作りに余念がない。

 甲子園のスター選手が相次いで入団したことも追い風に、鎌スタ人気が過熱している。今年度の1試合平均の入場者数は過去最高の約1700人(5月中旬時点)で、前年度より約450人多い。ドラフト1位のルーキー吉田輝星投手が登板した大型連休中の試合では、入場者数が3千人を超えることもあった。

 鎌スタが開場した1997年当初は閑散としていた。1試合平均の入場者数は約400人。球団首都圏事業部の中原信広さんは「客を集めるスタジアムというより、単なる練習場だった」と振り返る。

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