石川)ふすまなど大画面絵画を集めた 「長谷川等伯展」

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井潟克弘
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 七尾出身で安土桃山時代の代表的な絵師・長谷川等伯(とうはく)(1539~1610)がふすまや屛風(びょうぶ)に描いた「大画面絵画」をテーマにした特別展「長谷川等伯展」が、石川県七尾市小丸山台1丁目の県七尾美術館で開かれている。

 等伯は30代で京都へ移り、50代以降にふすまや屛風などの作品を多数手掛けたとされる。特別展は、おもに晩年に手掛けた水墨の屛風やふすまを中心に21点を集めた。

 会場では同館初公開の等観寺(三重県伊勢市)所蔵「山水図屛風」や壬生寺(京都市)所蔵「列仙図屛風」などの大作が目を引く。等伯が若い頃に描いた涅槃(ねはん)図もあり、学芸員の的場久良さん(49)は「等伯が大画面絵画を描くようになった変遷を知ってもらえれば」と話す。

 26日まで。会期中無休。一…

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