子育て世代支える「みんなのおうち」 高齢者との交流も
足立菜摘
近鉄京都線の三山木駅(京都府京田辺市三山木中央)近くの住宅街の路地にある平屋の前に、「みんなのおうち」の看板が立つ。子育て支援をする地元のNPO法人「そよかぜ子育てサポート」が営み、週2、3日、8畳の和室を開放。悩んだりストレスがたまったりしている子育て中の親たちが駆け込めるよう、昨年12月に開所した。
副理事長の赤畑千代子さん(70)=同市=は「うつ状態、DV、睡眠不足など、子育て中の悩みは尽きない。困ったときに駆け込めばだれかがいて、一休みできる場所があればいいなと思って」と話す。予約なしに立ち寄れ、職員が子どもを見ている間、相談やおしゃべりができる。似た環境に置かれた人や、かつて同じ問題を経験した人が話し相手になる。
法人は2004年、私立そよかぜ幼稚園(同市大住虚空蔵谷)の保護者会を母体に設立。保護者会と園長が協力して1982年から、親子で絵本や手芸を楽しむ教室を開いてきた。
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子育て世代が子どもを連れて…
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