参拝1日20人→5千人 令和ゆかりの神社、連日大忙し

有料記事令和

徳山徹
【動画】新元号ゆかりの地・福岡県太宰府市。改元の節目にあたる4月30日も、坂本八幡宮は多くの参拝者でにぎわった=徳山徹撮影
[PR]

 「令和」ゆかりの地、福岡県太宰府市の坂本八幡宮は改元の節目を迎え、大勢の参拝者でにぎわった。1日にかけて夜通し十数人の氏子らが交代で、足を運んだ人たちをもてなす。

 平成最後の日の30日。小雨がぱらつく中、境内には朝から色とりどりの傘をさした参拝者が次々と訪れ、昼過ぎには150人を超える列ができていた。

 記念撮影を手伝ったり、質問に答えたりするのは、「坂本八幡宮氏子会」と染め抜いた法被をまとった約10人の氏子たち。水戸市から旅行に来た田沢幸子さん(56)は「氏子さんたちが親切で驚いた。盛り上げようとしているのがよくわかる」と話した。

 「本当に静かなお宮だったんですがねえ」。にぎわう境内を見ながら、氏子会の木原一臣会長(79)は目を細めた。500年近く前に創建された由緒ある神社だが、参拝者は1日20人ほど。社務所はなく、宮司も常駐していなかった。

 ところが、奈良時代大宰府

この記事は有料記事です。残り404文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら