パワハラ騒動を経て…宮川紗江が予選落ちで実感した変化

有料記事

編集委員・潮智史
[PR]

 予選前日の練習を終えて「試合って、こんな感じだったなー」と抱いた感慨は、予選落ちした当日に「試合って、こんなに緊張するんだ……」と変わっていた。長くて重かった時間と、体操への向き合い方の変化が、19歳に新たな発見をもたらしたようだ。

 26日にあった体操の全日本個人総合選手権女子予選で宮川紗江(高須クリニック)は74位に沈んだ。2週間前に痛めた右足首にはアイシングが施されている。リオデジャネイロ五輪の舞台も踏んだ元代表は「いろんな感情がある。不思議な感じ」と、約9カ月ぶりの復帰戦を振り返った。

 日本体操協会幹部からパワハラを受けたと記者会見で告発したのは昨年8月だった。速見佑斗コーチが暴力指導で無期限の登録抹消処分を受けたことも重なり、時の人となった。所属も練習環境も変わった。

 右足を痛めるまでは「手応え…

この記事は有料記事です。残り402文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら