平成30年間、激変した日本 訪日客10倍、事故死者は

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 平成の30年あまりを数字で振り返ると、大きな変化が見て取れる。訪日外国人は10倍以上に膨らみ、交通事故の死者は過去最少に。一方、自殺者は今も2万人を超え、「生きづらさ」を感じる人たちがいる。

24.7%→53.3% 大学進学率

 大学進学率は1989年度の24・7%から2018年度は53・3%に倍増した。18歳人口は193万人から118万人に減る一方で、大学生は207万人から291万人に増えた。文部科学省の担当者は「平成の間に大学は大衆化した」と言う。

 規制緩和で大学は499校から1・6倍の782校に増えた。大都市周辺だけでなく、地方都市にも次々と開設されて、大学が身近になった。さらに、多くの短大が4年制大学に転換した影響も大きい。584校あった短大は331校に減少。女子を意識して教育内容や設備も改善し、女子の大学進学率は15%から50%に急増。女子学生の比率は26%から44%に増えた。

 進学率は今後も徐々に伸びると予想されていて、文科省の担当者は「学生がしっかり学べるように、大学は教育の質を高めていく努力が必要だ」と話す。

283万人→3119万人 訪日外国人客

 2018年の訪日外国人客数…

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