浸水した「マビ昭和館」令和に復活 高橋大輔乗せた車も

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小沢邦男
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 懐かしの旧車や生活用品などで昭和レトロな空間が広がる岡山県倉敷市真備町辻田の私設博物館「マビ昭和館」が、5月3日に再開する。西日本豪雨で展示品の多くが浸水。丸岡律夫館長(77)は閉館も考えたが、地元の仲間や高校生らの支援を受け「再開が恩返しになる」と奮起した。

 倉庫を改装した約330平方メートル。フィギュア五輪メダリストの高橋大輔選手がパレードで乗ったオープンカー、今や国内にほとんどない小型トラックなど、高度経済成長期に活躍した旧車十数台が所狭しと並ぶ。どれも被災したようには見えず、ピカピカだ。丸岡さんは「被災前よりもきれいに磨いた」と胸を張る。

 自動車整備会社役員の丸岡さんが2012年に開館。30年近くかけて収集した旧車やバイク、高倉健石原裕次郎ら昭和の大スターの映画ポスター、生活家電、ミニカーやカメラなど約1万5千点を展示してきた。毎月第1日曜のみの開館だが、これまでに1万人以上が訪れたという。

 昭和館は浸水前に、まず近く…

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